逃げ出したかった。
もがき苦しんだ日々。

私は入社当時、全く家が売れませんでした。営業職配属の同期数十名のうち、成績は最下位。ランキングを見る度に悔しい日々を送っていました。今思うと家が売れなかったのは、この仕事と向き合うことが怖くて逃げてしまっていたからだと思います。

入社2年目に異動があり、それが人生の転機になりました。上手くいかないことを何かのせいにしちゃいけない。自分を応援してくれる人のために、この仕事を選んだ過去の自分のためにも、結果を出して「この道を選んで正解だった」と胸を張って言えるようになろう。もう逃げない。そう決めた瞬間に、自分の人生はもちろん、お客様の人生を背負う覚悟も持てました。

家探しにはお客様の夢と希望が詰まっています。その反面お客様はそれ以上の不安や悩みを抱えています。ローンの支払いができるだろうか？今の仕事を続けていけるだろうか？子どもを育てていけるだろうか？そんなお客様の気持ちに寄り添い、その家族を深く知り、より安心で楽しい未来の暮らしを提案する。明るい未来に向かって背中を押す。お客様の人生の大事な場面の重要人物に自分がなる。それが住宅営業の仕事です。

本気だからこそ、
良い人ではなく、頼られる人でありたい。

全力でお客様と接するからこそ、毎話違った“ドラマ”に立ち会える。家の鍵をお渡しするときに「織茂さんのおかげでこの家を買うことができて良かったです。」と言って頂き笑顔を見る度に、この仕事をしていることを誇りに思います。

ご家族に嫌われる不安を恐れず、豊楽快な理想の暮らしを叶えて頂くために、伝えるべきことを本気で伝える。そうするうちに、信頼関係をより強固に築けて、結果もついてきました。4年目に入ると気が付けば年間で58棟も販売させて頂くことができました。これはケイアイの中でも新記録となり、その年の年間ＭＶＰとして表彰して頂きました。

お客様を幸せにする力があれば、
自分も周りの人も幸せにできる。

今なら「この道を選んで正解だった」と言えます。もちろん、販売しやすい土地を仕入れて下さったり、便利な間取りの家を設計、施工して頂いたり、魅力的な広告活動を行って頂いたりという会社全体の協力が、私を支えて下さったと、本当に感謝しています。

私は一人でも多くのお客様から、私に出会えてよかったと言って頂きたい。そしてお客様を幸せにすることで、自分と自分の周りの人を幸せにして恩返しをしていきたい。その気持ちが仕事を頑張れる一番の理由です。幸せや楽しさは一人で感じるよりも、多くの人と分かち合った方がより大きな感情になると思っています。人生には分かち合える人たちが必要ではないでしょうか。大切な人たちとずっと笑顔でいられるように、明日も全力で進んでいきます。