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ケイアイスター不動産グループに関連するプレスリリースの記事を掲載しています。

2021.04.09

前年比130%の仕入を可能にした独自の用地仕入れシステムを強化 ミツカルPro ‐AIによる仕入システム- の開発着手のお知らせ

ケイアイスター不動産株式会社(本社 埼玉県本庄市、代表取締役 塙 圭二 以下 当社と言う。)は、土地仕入れにおいて使用してきた「KEIAI仕入システム」をアップデートし、AIを活用した「ミツカルPro」の開発に着手します。分譲住宅開発における重要なポイントである用地仕入れにおいて、データ解析による高速な価値の査定をすることにより、仕入れ担当者の勘や経験だけに頼らない最適な判断を可能にし、仕入れ業務の円滑化と生産性の向上を進めます。また、当社分譲事業成長の基盤となっている「KEIAIプラットフォーム」の強化を進めていきます。

■「ミツカルPro」開発のポイント

1.AI(人工知能)テクノロジーによる価格推定
2.仕入価格の最適化、高速化
3.大量の土地情報の迅速な解析

画像3

このAIによる新たな仕入システムの導入によって、現在の仕入システムに比較して、土地仕入れの生産性の大幅な向上、仕入れ価格の最適化、仕入れ業務の円滑化に繋がると考えています。

■開発の背景と概要

当社は2017年に「不動産×IT」の指針を制定。不動産業界の課題解決とともに、お客様のさらなる「豊・楽・快(ゆ・た・か)」な暮らしの創造を目指すため、ITを駆使した新たなサービスの開発に取組んできました。2019年には「IT成長戦略ReTech 5本の矢」を制定し、ビジネスフローの強化や、グループ会社・フランチャイズ加盟店へのIT施策の展開を進めてきました。
主力である分譲住宅事業においては、「KEIAIプラットフォーム」として、仕入から販売にいたるサプライチェーンの各段階にIT技術を導入し、生産性を向上させることに成功しています。

プラットフォーム(正)

■前年比平均130%を支える仕入れの強み

仕入においては、過去の取引データを元に当社独自の「仕入システム」を開発し、運用してきました。仕入担当者の経験や勘に頼らず、ビックデータを活用した最適な仕入価格提示を迅速に行うことによって、他社に先んじた、開発用地の仕入・確保を実現してきました。

仕入システム

具体的には、土地の広さや周辺環境、アクセスなどの条件と、販売までの期間を見越したデータからの試算に加え、コストの比率が高い造成代についても、過去の蓄積データから解析し自社内で算定を行います。業者様の申入れから従来よりも高速・短時間で買入価格を提示することが可能になっています。
他社よりも、早く正確に査定額が出せることに加えて、経験年数の少ない担当者でも、正確な決断を下すことができ、少ない人数で査定の作業をすることが可能です。この「仕入れシステム」により、2021年3月期第3四半期までの実績においても、前年度比で平均約130%の仕入れを可能とし、当社成長の要因の一つとなっています。今後、分譲事業の全国展開に向けて、この土地査定の精度アップと処理能力の向上が欠かせないと考えます。今後、「ミツカルPro」へのアップデートでは、AIを採り入れ、より精度が高く、スピードの速い仕入れを実現していきます。

参考資料