2017.03.09
品質向上奮闘記Vol.8
実録!中間検査レポート
今回は、3月7日に群馬県伊勢崎市の現場にて「現場監督」と「品質管理部の検査員」の2名による『中間検査』を行いました。
研修とはまた違ったリアルな現場の様子をお伝えしたいと思います。
上棟し、屋根ができあがった段階で行われるのが「中間検査」です。
中間検査では主に構造・躯体の検査を行います。柱や梁・筋交い等が図面通りに配置されているか、それらが設計通り金物で補強されているか等を細かくチェックします。
現場監督による検査
基本的に目視での検査になるので、見落としが無いように集中力が大事になります。ビスの本数も決まりがあり、1本でも緩みがないかチェックしています。
建築基準法では金物を設置しなくても良い箇所でも、柱には全て金物を設置しています。他にも梁と梁を繋ぐ短冊金物も、決まりでは片面で良いのですが両側から打っています。柱を始めとした躯体はかなりガッチリ固めています。
躯体検査を含め、建物が完成すると目に見えなくなる部分の検査が一番大事なので、絶対に間違えがないように厳しく検査しています。
品質管理部による検査
KEIAIの検査の特徴として、構造上問題がなくても見た目が綺麗ではない所も指摘します。例えば現場が散らかっていたり、部材が汚れているのをお客様が見たら不安になりますよね。
そんな所もチェックして綺麗に処理しています。将来的には壁で隠れてしまう所ですが、お客様がいつ見学に来てもいいように美しい現場を意識しています。
完成してしまったら見えなくなってしまう部分だからこそ、機会があれば是非、構造見学に来ていただきたいです。
また、検査とは直接関係ないですが、安全管理にも力を入れています。
例えば階段部分には囲いを付けて梯子もバンドで固定しています。作業に集中していると最も落下事故が起きやすい部分なので、たとえ手間でも設置をしています。
実はこんな所まで検査項目にあるのがKEIAIの安全・品質管理の特徴です。
当たり前のことを徹底してやるということ
お金をかければいい構造にすることはできる。でもキチンと施工されていなければどんな構造も意味がなくなってしまいます。ケイアイの建物では、特別すごい工法を採用しているというわけではありませんが、当たり前の事をしっかりとやるという事に関して強い情熱を注いでいます。
今では当たり前の家の工法・構造になっていますが、現代の住宅は非常に高いレベルの構造躯体で出来ています。この高品質の家を、この低価格で買えることが実は普通ではないと言えます。
これはKEIAIの年間1500棟を超えるスケールメリットと高精度な施工・管理があればこそ実現できたことです。
これからも建設部は一丸となって万全な検査を行い、全てのお客様に高品質だけど低価格な住宅をお届けいたします。