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2016.10.11

品質向上奮闘記Vol.4

次世代を担う匠を育てる

ケイアイスター不動産では、各工程の技術・知識に精通したクラフトマン(社員職人)を育成・配置し、安心・安全をお約束する確かな品質の家づくりを実現しています。

職人として、また人間としても憧れられる集団。それがケイアイの誇るクラフトマンです。

今回は確かな品質の住宅のために、技術の向上と継承を行う『クラフトマン推進課』の取り組みをご紹介いたします。

住宅供給会社としての責任を果たす~クラフトマン誕生の背景~

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現在の建設業界は少子高齢化が進んでおり、将来の家づくり職人不足が懸念されています。ケイアイスター不動産では、こうした職人不足に歯止めをかけるべく、社員職人「クラフトマン」制度を立ち上げ、採用と育成に力を注いでいます。雇用を通じて産業の保護や発展を促すことも企業の社会的責任であると私たちは考えています。
職⼈不⾜の解消はもとより、職⼈になるという職業選択に対しハードルを下げたい。職⼈不⾜の解決にはまずは若者の意識を変えること。そして、職⼈という職業の地位の向上が必須であると考え生まれたのがクラフトマンです。

さまざまな人たちが関わるからこそ、品質向上につながっている

グローバル
クラフトマンの特徴は、女性や海外留学生も積極的に採用をしているという点です。
女性クラフトマンの強みは「繊細さ」。女性だからこその気付き、細やかな気遣いなど、男性とは異なる観点で家づくりに参加し、女性に寄り添った家の実現に努めています。
また、「真面目で勤勉」といわれる国民性、そして「細かな作業が得意」といった特徴を強みに持つ、ベトナム人クラフトマンも、ケイアイの家づくりに大きく貢献しています。
このように、いろいろな人たちがそれぞれの強みを活かして行う家づくり。それが、商品の品質向上につながっているといっても、過言ではありません。

品質の均一化を実現する人材育成システム

クラフトマンを志し、入社してくる社員はそのほとんどが高卒で入社した10代の若手社員です。彼らは、群馬県伊勢崎市の研修施設で、2年間、クラフトマンとしての技術や、社会人としての心得を学びます。

研修施設では、各職種(設備、⼤⼯、内装、基礎)の協⼒会社と提携を取り、指導を⾏います。最初の1ヶ月は、現場のルールや道具の使い方を学び、そこからは現場で掃除等を行いながら、現場の仕事を学びます。その後、現場でのフィードバックや体験などを全員でシェアをする。「親⽅の技を盗む」から、「システマチックで細やかな教育方法」に切り替え、時代にマッチした技術養成システムの確⽴を目指しています。

 

「見て覚えて体で覚える」というのが当たり前の職人の世界で、自分が体で覚えた技術を言葉にして伝えるというのは当初は困難を極めました。技術を教わる若手と共に、技を伝える職長たちも成長していき技術の体系化に努めた結果、短期間でクラフトマンとしての技術を身に着けることが可能になってきております。

各工程のプロフェッショナルである職長たちに指南を受けた若きクラフトマンたちは、今では職種の垣根を越え、一通りの施工が行えるまでに至っています。各工程の進捗状況に応じて自分で判断し、優先順位を考え同時に複数の工程をこなしていきます。

こうして育ったクラフトマン達は、今度は技術の伝承者として後輩への指導を⾏っていきます。受け継がれた技術は確かな品質の住宅となり、お客様の元へと届けられるのです。