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ダイバーシティ推進

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様々な⼈財が永く輝き、働けるよういろいろな施策を実施しています。

2017.12.27

女性活躍のための働き方改革推進セミナー

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埼玉労働局主催の『女性活躍のための働き方改革推進セミナー』にて、第一分譲事業部法人営業部本社統括部長兼ダイバーシティ推進室室長の千田悠可(せんだ ゆか)が、女性活躍活動事例について講話を行いました。

今回は当日の講話の内容をご報告いたします。

ダイバーシティ推進室の活動

女性活躍推進グループでは、各部署から召集した女性従業員10名で組織し、社内でより親しみをもってもらおうと、「K女ミライプロジェクト」というネーミングをつけ活動を行っております。

現状を知る

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ケイアイスター不動産の管理職にしめる女性の割合は8.9%で、上場会社の中では決して高くはない数値となっております。産休育休復帰率は95%(平成29年10月時点)で、取得した社員はほぼ復職しております。女性平均勤続年数は4.2年(平成28年度実績)、168名(平成29年10月時点)いる女性社員の中で時短勤務者はわずか4名となっております。

数年前からはじめた新卒採用により現在第一線で活躍している女性社員は多くおりますが、結婚出産を迎える世代である、20代後半から30代の女性社員は極めて少ないのが現状です。

また、女性社員にアンケートを行った結果、育休産休取得者が極めて少ないこと、ハードワークにより結婚出産を機に自己実現やキャリアアップを諦めてしまう、どのような働き方があるのかわからない・・といった女性や、出産子育てしながら自身が働いているイメージが湧かない、といった女性が多いということが分かってきました。

また、ケイアイでは若年層でも優秀な人材に仕事を任せていく抜擢人事を採用しており、若年管理職が結婚出産を迎える部下に対して一連の対応や的確な働き方の提案ができていない、ということが見えてきました。

現状を変えるために

以上の内容を踏まえK女ミライプロジェクトでは4つの取組みを行うことと致しました。

 

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① 「K女」という造語を作り、K女の定義を定め合言葉として社内に浸透させる

「K女」というのは、ケイアイスター不動産で働く女性の総称で、「常に挑戦し、成長意欲を高く持ち続け、イキイキと輝く女性で、周りに良い影響力を発する人である」と定義致しました。毎月行う営業表彰大会では、「K女」部門をつくり、毎月K女として良い成績をあげた女性社員を表彰しております。「K女」を定めたことで、様々な場面で「K女」という言葉を皆が利用するようになり、一つのシンボルとして、ケイアイで働く女性としての誇りという意識改革の一つとなりました。
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② K女ミライプロジェクトによる女性限定のセミナーを開催

初の女性社員限定の研修で、現在社内で活躍中のワーキングマザーを招き、座談会やワークショップを行いました。ねらいとしては、女性社員がもつ「結婚出産はキャリアアップするうえでは弊害では?」というイメージを払拭し、多様な働き方のイメージをもってもらうこと、そして、普段関わることができない女性社員同士の横のつながりをつくることで、より一層女性社員同士の結束を高めていくことがあげられます。
その結果、「新たな働き方の気づきとなった」「ケイアイでも活躍しているワーキングマザーがいたのだ!」などの感想があがり、結婚出産後の働き方のイメージが湧いた、キャリアアップを諦めるのではなく、この職場で自分がどのように変われば働き続けられるのか考えたい等、女性社員の意識を変えていく大きなきっかけを作ることができました。
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③ 女性が考える女性目線での分譲住宅商品開発プロジェクト「IKIIKIme(イキイキミー)」

各店舗部署から女性社員が集まり、今後増加していくワーキングマザーとその家族がより快適に過ごすためにはどのような間取りやデザインが良いのか、女性目線で話し合いを重ね、商品開発を行いました。

できあがった分譲住宅には、「働くママとその家族を応援する」という意味をこめ『cheer house(チアハウス)』と命名し、「販促活動や住まい方の提案」をプロジェクトメンバーで行いました。
ホームページにも掲載するなど外部への発信も行い、見事に完成後即完売をすることができました。
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④ 人材採用についての取組み

採用ホームページで使用している写真の人物は全てケイアイの社員です。めずらしく面白い採用広告ですが、ねらいとしてはより優秀な女性社員を採用していく事、また現在働いている女性社員にスポットライトをあてることで、モチベーションアップに繋がればと考えています。

ケイアイスター不動産では女性営業も多く活躍しておりますが、建設部でも女性監督が多数活躍しており、現在は57名の監督のうち、8名は女性で、男性のイメージのある職種でも積極的に女性を登用しております。不動産仕入営業は『土地買い女子』、建設の施工監督は『ヘルメットガール』というネーミングをつけ、女性監督の現場用ヘルメットは女性らしいピンク色のものを取り入れるなど、硬いイメージである不動産建設業への就職のハードルを下げていく取組みを行っております。

今後の活動について

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まだまだダイバーシティ女性活躍推進の取組みは始まったばかりではありますが、明らかに効果は出てきており、少しずつではありますが前進をしています。

今後の取組みとしては、女性が結婚・妊娠を迎えたとき相談しやすい管理職となるためには、どのような提案や働き方を示すべきなのか?などの内容を盛り込んだ「中間管理職向けの研修」や、女性のリーダー育成研修を予定しております。

また、私たちのような不動産営業は、お客様の時間に合わせて仕事をする為、土日出勤や平日夕方のアポイントがあり、営業職のワーキングマザーにとっては、なかなか厳しい職種でもあります。多様な働き方を目指すため時短勤務期間の延長や在宅ワーク、時差出勤制度の導入の検討、ライフイベントに合わせたジョブローテーションなど、枠にとらわれない働き方の実現への取組みも行ってまいります。

最後に

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私たち、ケイアイスター不動産が目指す姿は、女性社員が結婚出産を迎えてもキャリアアップや自己実現を当たり前のように行うことのできる環境づくり、そして社員の意識改革です。

今後の深刻化する人材不足に対抗していくためには、不動産業界の偏ったイメージを払拭し、ケイアイで働く人材一人ひとりが輝くことのできる風土を作っていくことこそが重要となっていきます。

ケイアイスター不動産では、2018年度中に女性管理職比率10%、そして最終的には、なでしこ銘柄取得を目標とし「不動産業界、女性活躍ナンバー1!」をスローガンに、今後も活動を行って参ります。

ダイバーシティ推進室とは

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ケイアイスター不動産では2017年8月に社長直轄部門として、ダイバーシティ推進室が設立されました。背景には昨今の少子高齢化による深刻な人材不足への懸念があり、多様な人材の活用が必要となってきているのは言うまでもありません。弊社も永く存続し、常に成長し続ける会社であるためには、このダイバーシティ推進、多様な人材の活用というのは必要不可欠な取組みと認識しております。

特に不動産業界というのは、「長時間労働」「男性が台頭する」という偏った業界イメージがまだまだ根強くあります。実際に不動産業界の離職率は11.5%(※)と各業界の中でも高い傾向にあります。今後人材が不足していく中で業界イメージを払拭し、不動産業界の地位向上をしなければ、深刻な人財不足には対応ができないという代表の経営判断が、発足の大きな要因となっております。

ダイバーシティ推進の、分かりやすいスローガンとして、「全ての人が平等で多様性を尊重し、永く働き続けられる職場の実現を」というビジョンを掲げ、 大きく3つのグループに分け活動を行っております。1つ目は「女性活躍推進」、2つ目は「就業規則の見直しや再検討を行っていくワークライフバランスの推進」、3つ目は、「表彰制度や社内コミュニティの立ち上げ」など、ES向上のための取組みを行う職場風土改革を行っております。

(※)厚生労働省 平成 28 年雇用動向調査結果の概況より