2021.06.04
ケイアイスター不動産と本庄市が共同し CO2センサー実証実験を開始
コロナ禍の密状態を避けるため高性能センサーを活用
ケイアイスター不動産株式会社(本社/埼玉県本庄市、代表取締役/塙 圭二、以下 「当社」と言う。)のグループ会社であるCasa robotics株式会社(本社/群馬県高崎市、代表取締役/細谷 竜一)およびプロンプト・K株式会社(本社/鹿児島県鹿児島市、代表取締役/岩倉 路和、以下 「プロンプト・K」と言う。)が共同で開発した、CO2&温湿度センサーと密状態のモニタリングシステムを用いた実証実験が、埼玉県本庄市役所にて開始されました。市役所建物内のCO2濃度をモニタリングすることで、職員や来客の多いフロアでの密状態を避けることや、イベント開催時の密状態モニタリングに活用され、ご利用者やご参加される方の安心につながっています。
CO2センサー及び本庄市での導入について
プロンプト・Kが開発した高精度なセンサーおよびアプリは、空気中のCO2濃度を0~40,000ppmの数値まで計測することができ、その変化の様子をタブレット上で簡単に確認することができます。本システムは重さ118g程度のセンサーと、タブレット端末で構成されており、簡単に持ち運ぶことも可能です。
※イメージ
本庄市役所では、5月より福祉部にてこのシステムを試験的に導入。これまで来客数の多いフロアや、高齢者を招いた小規模なイベント会場等で活用し、モニター情報を見ながら、換気を行うことで、安全性の高い環境を作り出しています。
当社では今回の実証実験を踏まえ、CO2センサーを活用した密状態の監視&見守りアプリを開発し、当社グループの分譲住宅向けのみならずFC加盟店を通して一般の住宅ビルダーへの提供も検討して参ります。
本庄市での具体的な使用例
■福祉部フロアの換気状況の確認
職員数、来庁者数も多いため換気状況には心配があったものの、今回のモニタリングシステムを用いて常時確認できるため、職員間での換気の意識が高まった。
■介護予防教室での活用
高齢者が参加する体操、介護予防教室や講座等の教室でCO2濃度のモニタリング。コロナ禍で参加者数を制限して実施しているが、具体的な数値確認により参加者の安心につなげていく。
今後について
今後、本庄市役所では福祉部が主催する市民ご参加の各種教室、会議にて積極的に活用をしていく予定となっています。また、当社グループでは、コロナ状況下で換気の関心が高まる中で、住宅のみならず、公共空間、飲食店等での活用など多方面への展開を進め、当社グループにおけるIoT/DX関連の事業開発を推進していきます。