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プレスリリース

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ケイアイスター不動産グループに関連するプレスリリースの記事を掲載しています。

2019.06.20

業務提携企業と「IoT住宅向けセンサーの共同開発」で合意

住宅の空気と快適性に着目した新商品展開による収益拡大を狙う

関東を中心に不動産の販売を行うケイアイスター不動産(本社 埼玉県本庄市、代表取締役 塙 圭二、以下 当社という)は、今後の住宅供給数拡大に向けた新たな取り組みに挑戦するため、2018年4月に戦略的資本業務提携を結んだKAMARQ HOLDINGS PTE.LTDの子会社で、IoT関連システム開発及びコンサルティングサービスを行うカマルク特定技術研究所株式会社(以下 カマルクX(エックス)という)と「住宅向けセンサー及びセンシング技術開発」について進めていくことを合意いたしました。

■共同開発の背景と概要

国内において、センサー製品は企業向けが中心であり、消費者向け製品が少ない現状があります。(※1)同様に、建物設備系のIoT対応センサー及びセンシング技術(※2)は、オフィスビルや介護施設向けが中心であり、一般の住宅向けのものは、コストの問題やセンサーの設置条件の多様さなど、住宅固有の課題によって、普及が進んでいないと考えられます。
この度当社とカマルクXは、当社住宅販売事業および外部企業への提供における新商品開発に向け、住宅において十分な精度での測定・分析が低コストで実現可能な一連のセンサー製品及び、AIをベースにしたセンサーデータ分析サービスを共同開発することに合意しました。これら製品及びサービスを安価で汎用性のあるものとすることで、今後当社は、住宅の快適性維持向上のための商品展開を目指します。
第一弾としては、両社は住宅内の空気に着目し、空気質モニタリング用のIoT対応センサー製品の実現を目指します。
当社では、住宅内の各所に設置された温度・湿度等マルチセンサーを用いた空気質モニタリングによって、空間の快適さを損ねうる空気質の状態を「自ら判断するインテリジェントな住宅」を開発。例えば、料理などによる湿度の急上昇を検知し、換気を促すメッセージをスマートフォンに流すことで、「結露」という不快要因を取り除くとともに、換気不足による結露を原因としたハウスビルダーへのクレームを減らすなど、住宅オーナー様とハウスビルダー双方にメリットをもたらすことが可能となります。
この様なセンサー製品及びサービスを通じ、当社の主要顧客層である一次住宅取得層や子育て世帯に向け、さらなる安全・安心・快適をお届けしていきます。
本商品の開発により、当社の特色である「高品質だけど低価格」の上、さらに付加価値の高い住宅の販売を可能とし、既存住宅オーナー様へのサービス提供も可能とします。これにより、アフターフォローにおける新たなサービスビジネスへ取り組むと共に、他の工務店やハウスビルダーへの製品及びサービス供給を行うことで、更なる収益拡大を目指してまいります。

IoT住宅イラスト

■ITコラボレーションルームの設置

カマルクXとの技術開発をより強固かつスピード感をもち進めるため、東京本社内にITコラボレーションルームを設置し、互いの技術開発の合理化を図ると共に、即時性あるコミュニケーションが取れる環境を整えました。

■本IT関連事業の背景

当社では、2018年10月にIT推進室を設置し、各部門からの選任選抜に加え、リクルート、SONY、楽天、オージス総研等でIT分野における知見と経験を積まれたスペシャリスト人材達を招聘し社長直轄で「不動産×IT」の実現に向けて取り組んでまいりました。
今回の取り組みは、IT成長戦略の「5本の矢」の一つとして、取り組みを推し進め、最短で年間販売棟数5,000棟と、住宅供給数日本一の実現へ向けて邁進してまいります。

※1.参考資料:センサーを巡る市場・技術動向と今後の地域展開に関する調査報告書, p. 135。
※2. センサーからの測定データを分析するなどして、様々な情報を得る技術の総称。

■カマルク特定技術研究所株式会社

【会社概要】

社 名  カマルク特定技術研究所株式会社(通称:カマルクX)
代 表  代表取締役 岩倉 路和
所在地  〒893-0013 鹿児島県鹿屋市札元1-24-20-9
資本金  1,000万円
設 立  2002年3月1日
URL     http://www.kamarqx.jp/
事業内容 時系列データ基盤を活用した「IoT&M2M」ソリューション開発、
時系列データ管理システム販売及びソリューション開発 ほか

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